私たちの身体は様々な器官から出来ています。
心臓をはじめとする肝臓や腎臓などの「内臓」をはじめ、
筋肉や血管などの各部が動くことで活動が可能になっているのです。
しかし、実はそれだけではありません。
各部は細胞から出来ていて、人間の細胞の数は一人あたり約60兆個にも上ると言われています。
そして、それらの細胞ひとつひとつにコエンザイムQ10が含まれているのです。
本来、この成分は身体で作り出すことが可能なものでした。
もちろん食事からの摂取も可能で、重要なソースの一つとして考えられます。
しかし、CoQ10そのものの分泌は20歳を過ぎると徐々に減ってきてしまうのです。
食事から摂取できる量は極めて僅かであり、この減少に耐えうるものではありません。
もちろん食事からの摂取も微力であるだけで、無力というわけではありません。
規則正しいバランスのとれた食事をこころがけましょう。
では、そもそもコエンザイムQ10はどんな働きを持っているのでしょうか?
ここでは、成分の働きについて解説しています。
もっとも大きな役割として挙げられるのが「エネルギーの産出」です。
先述した筋肉や内臓を動かすのには必ず何かしらのエネルギーが必要です。
クルマにはガソリンという燃料があるように、私たち人間にも燃料が必要になります。
それを作り出しているのが細胞の内部にあるミトコンドリアです。
注意しておきたいのはCoQ10がエネルギーに変換されるわけではないということでしょう。
勘違いしてしまいがちですが、働きは別のところにあります。
いうなればミトコンドリアは仕事をする会社員です。
そしてCoQ10は例えるならパソコンというところでしょう。
もちろん業種にもよりますが、パソコンがなくても出来る仕事はあります。
しかし、パソコンがあれば仕事は非常に効率的になるでしょう。
コエンザイムQ10も同様にミトコンドリアを効率よくサポートしているのです。
とはいっても、一人につき2台も3台もパソコンを使う必要はないという事は頭に入れておきましょう。
CoQ10の仕事はひとつだけではありません。
もうひとつの代表的な働きが抗酸化作用です。
これは老化の原因ともいわれている活性酸素という有害物質を抑え込むちからのことを指しています。
これを抑え込むことによって様々な効果を得ることが出来るでしょう。
代表的な例としては新陳代謝の向上です。
肌の新陳代謝を上げることにもつながり、シミやシワなどを解消して美肌を生み出すことも可能です。
近年では、この抗酸化物質を利用したアンチエイジングという働きが注目を集めています。
そんなコエンザイムQ10に副作用はあるのでしょうか?
気になる方はこちらをご覧ください。