コエンザイムQ10は細胞内のミトコンドリアという成分の内膜に含まれている物質です。
ミトコンドリアが新しいエネルギーを産出するサポートの役割を担っており、
その働きを最大化できるということから人間にとって非常に重要な物質だと考えられています。
その一方で、この物質は20歳程度をピークに徐々に体内での分泌量が減っていきます。
殆どすべての食材には、このCoQ10が含有されているとはいうものの、
その含有量は非常にわずかであり、必要最低限の量をカバーするのも
食品からの摂取では難しいかもしれません。
そんななかで、圧倒的に効率よく摂取が可能ということでサプリメントが流行しています。
先述したエネルギーの産出サポートだけではなく、
生活習慣病やアンチエイジングにも効果を発揮するということからも絶大な人気を誇っています。
しかし、その安全性についてはどのように考えられているのでしょうか?
ここではコエンザイムQ10の安全性について詳細に解説しています。
やはり気になるのは副作用でしょう。
これだけの高い効能があるのですから、そう考えられても不思議ではありません。
しかし、結論から言えばコエンザイムQ10に副作用はありません。
そもそもCoQ10はサプリメント・健康食品だということを忘れてはいけません。
現在では、日本の法律によって副作用のあるものは健康食品と呼ぶことが出来ないのです。
これを考えれば、予期せぬ悪症状が起こり得ることはないと思って間違いないでしょう。
基本的に副作用という現象は薬局や病院で処方される医薬品にしか起こり得ません。
しかし、実はCoQ10も医薬品として活用されていた時期があります。
またの名をビタミンQと言われていた時期もあるそうです。
しかし現在では研究の結果、当時とは違う結論が出ているというわけです。
ただし、過剰摂取は厳禁でしょう。
逆に身体に大きな負担をかけてしまうことになります。
一日あたりの摂取上限は300mg以下と設定されているようです。
ワーファリンという薬品を服用している人は効果が薄くなってしまう可能性があるので注意しましょう。
どうしても服用したい場合は、かかりつけ医に相談してからにしましょう。
妊娠中の方は飲用しても構わないと考えて良いかもしれません。
先述したように基本的には非常に安全な物質だからです。
むしろ、不足しがちな栄養を摂取するという意味でマルチビタミン等と一緒に摂取しても良いでしょう。
ただし、かならずかかりつけ医師に相談してからにしてください。