私たち人間の身体は細胞によって成り立っています。
細胞は、それ自体が生き物と言っても良いような実に奥深いものです。
生物であれば誰でも細胞を持っており、言い換えれば、生物の最小単位とも考えることができます。
この細胞は小さなセルという小部屋のような構造をとっており、内部には複数の機能が備わっています。
具体的には核などを挙げる事できますが、その内の一つに「ミトコンドリア」があります。
ミトコンドリアは言い換えればエネルギーの工場であり、酸素などからエネルギーを作り出します。
そして、その内膜部にあるのがコエンザイムQ10なのです。
簡単にいえば、コエンザイムQ10はエネルギー工場を効率化する物質です。
より多くのエネルギーを生産するためには欠かせない存在なのです。
この物質が発見されたのは、1950年代の初期の頃だそうです。
ここでは、その歴史などの豆知識を紹介しています。
いまではCoQ10はすっかりサプリメント・健康食品として高い認知度を得ています。
しかし、一昔前までは殆ど知られていなかったと言っても過言ではありません。
先述したように発見されたのは1950年代で意外に最近だと思う人もいるかもしれません。
当時は「ユビキノン」と呼ばれていたそうです。
その後、初めて分泌に成功した際にコエンザイムQ10という名称がつけられたと言われています。
1960年代も後半に差し掛かった頃に、日本の企業がこの物質の量産に成功したことを皮切りに、
1970年代には医療に用いることを目的として販売が開始されました。
ちなみに心不全の薬として発表されていたようです。
国内でも比較的多くの患者に用いられたという実績はあったものの、
一般に広く知られているわけではありませんでした。
しかし2001年になってから厚生労働省が食品として改めて登録したということから、
テレビ番組などで紹介されたことも背景となり、爆発的な人気を誇るようになったのです。
実はコエンザイムQ10にも種類があります。
それが還元型と包容体です。
この二つは似て非なるものであり、購入時にはしっかり吟味する必要があります。
包容体を摂取した場合は体内で一度還元型に変形されてから取り込まれるという特徴があります。
後者は当然のことながら、そのままの形で吸収されます。
そしてポイントになるのは、人によって変形できる数に限度があるという事です。
例えば、ストレスを蓄積している人はあまり還元型に変化させることができません。
そのため予め、そちらのタイプで摂取しておく方が効率的ですし効果も高いでしょう。
こちらのスーパーコエンザイムQ10の解説ページも、是非ご覧ください。